やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

ディープ金沢散策

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

石川県立美術館でビアズレー展が開催されています。
小学生の時に初めて見て衝撃を受けて以来、良くも悪くも忘れられないそんざいです。

それにしても当時の本の装丁はきれいですね。
夭折する人の作品って、独特の気配がありますね。
スタイルの完成する前の作品とか素描とか見られたら、と思ったんですが、最初っからもうあの線になってるのね。
すごいわ。やっぱり。

美術館を出て、Madame T (いつも素敵な茶箱を御制作になるかたです。)のご案内をいただいて、今日はディープ金沢探訪です。

金沢、東山の奥の細道。曲がり角を曲がるたびに誘うように細い路地がつづいて、のそここに洒落たリノヴェーションのクラフトのお店、昔ながらの骨董店やぎゃらりーが忽然と現れます。

まずはお蕎麦屋さん  蕎味「櫂」。こちらも古い建物のリノヴェーションですが、床がものすごく綺麗。このお掃除は半端じゃないと思いました。
写真は最初の小鉢、蕎麦もちにウニとオクラ、トマトのソース添え。ウニとトマトの組み合わせもおいしいものですね。

その後も,御造り、蕎麦掻とイワシのつみれの碗、てんぷらなど、次々出てくるどれもおいしく量も多すぎなくてとても上品なお味でした。満を持して出てきたお蕎麦は、細く繊細でいながらお蕎麦の香りもあっておいしかったです。

 車の入れない小径こそたのしいですね。
次は車じゃなくて別の交通手段でゆっくり散策しようと強く思いました。駐車場を求めてさまよううちに力尽きそうでしたもの。

さいごに高木麹商店まで。入口に置かれた、へたった大壺の傘立てが、すでに尋常ならざる気配です。中はお味噌の香りもしていながら、とても素敵なギャラリーでした。天窓から晩夏の光が落ちていました。さすがに深いな、金沢。