やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

2017-01-01から1年間の記事一覧

俳画展、しております。

昨日から加賀市 動橋の加賀棒茶製茶場、実生ぎゃらりーで、俳画展をしております。 器も多少並べてあります。蕎麦猪口とか。 こちらでは、四月から、「めぐる、芽張る」と銘打って様々な企画が予定されているようです。 新茶の季節でもありますし、さわやか…

金沢の休日

葉桜の金沢、西の茶屋で句会です。 まずは小腹がすいたので、武蔵が辻のお麩屋さんで一服。不室屋さんです。 写真ー1、出来立ての生麩を軽くあぶった御麩の田楽。美味でした。 不室屋さんから、白鳥路方面へ向かい、金沢城公園にはいりました。 枝垂れ桜の…

雨に咲き散る

昨日は、冷たい雨がふっていました。 そんな中で満開になった庭の辛夷と枝垂れ桜。 今朝は色あせて、散り始めています。 招霊木も庭草の上に白い花びらを落としています。 美しい春の屍衣が庭を覆うのも今日明日というところでしょうか。。 誰に見られるでも…

今月の俳画四月

石川県も開花宣言がでました。 いよいよ花の季節到来です。 四月の俳画は古枝の花に、句も桜でちょっとつきすぎではありますが。 骨白く拳に浮かぶ花の昼 おるか 美しすぎて、かえって不吉に感じる、ということはよくありますね。 そして花の下でも、こぶし…

四月の表紙

山里もようやく春めいてまいりました。各地から花の便りの届くこの頃、ちょっとピクニックにでも出かけたい気分で、サンドイッチを作ってみました。 詳しいことはまた後程。

三月の連句会 ゲストをお迎えして

歌仙もいよいよ名残の折に入りました。 今回は素敵なゲストをおむかえしております。 エッセイストの岸本葉子さんです。 前日に「山中温泉フォト575」の選者をつとめられ、ご講演をなさって、この日は、お忙しい中連句の会に御来臨あそばしたんです。 チ…

四季の味「春の食器展

お料理の本の老舗「四季の味」誌の「春の食器展」が3月29日から日本橋高島屋でおこなわれます。グループ展です。 誌上(春号)に使っていただいた器を中心に春の花々のうつわを出品する予定です。 様々な花を描きながら、ああ本当に春ってうれしいな、と…

クリスマスローズ満開

ようやく春めいてきました。 暖かい地方ではそろそろ桜の便りも聞かれそうなこの頃ですが、この山里はまだまだ辛夷の蕾も堅い状態です。 カタクリの蕾もまだ青いまま。 クリスマスローズが満開です。俯きなのが可愛いけれど写真は撮りにくい花ですね。 花の…

今月の俳画

うっかり忘れていましたけど今月の俳画です。 この山里では、クリスマスローズが今頃咲いているんです。 句は 針孔を顫へて抜ける糸の春 おるか ハァ~「ふるえて」の漢字を出すのにえらい苦労しちゃいましたよ。 今日は窯焚きです。窯を終えた次の日は、休…

一輪草がさきました

このところ雪になったり冬みたいな日々が続いていましたが、それでも植物はちゃんと花の準備を営んでいるんですね。 ことしもまた庭に一輪草が咲き始めました。 ハクサンイチゲがご本名なのかな。 普通は白い可憐な花なんですが、わが庭の花は皆どこか悪魔的…

今月の表紙

お雛様っぽく散らし寿司です。 加賀市の橋立漁港であがった真鯛トッピング散らし。 田楽も作ったのにテーブルに出すのを忘れてしまって残念。 ともあれアップしときます。風はまだまだ冷たいけれど、光は春ですね。

二月の連句。初折の裏から名残へ

春寒料峭の山中温泉芭蕉の館。句会のお部屋には由緒あるお雛様が飾られてありました。 二月は春の短句からです。 紙の雛(ひひな)のままごと遊び 梶 かわいらしい光景ですね。お雛様といっても紙でできている。はかなげな軽さに哀感あり。 さて、いよいよ花…

フキノトウ発見!

二月中は寒くてずっと更新できませんでしたが、今日は久しぶりに明るい日が射していたので庭に出てみました。 そして、小さなフキノトウ発見! 雪の下で待っていたんでしょうね、とても小さいのにすでに老成した雰囲気のフキノトウ。 蕾とは汝れもしらずよ蕗…

今月の表紙

回遊式庭園盛り付け 外で食事することの少ない私ですが、プロの盛り付けはほんとにきれいですよね。 盛り付けとは何か、などと考えてしまうのが私の頭の固さなんでしょうが、何事に付けくだくだ考える性格はなかなか変わりません。 今回は日本の盛り付けの美…

二月の俳画

今日は節分。 北陸は良いお天気でした。 俳画は落ちた椿。 八百比丘尼眠る石室雪解風 おるか 人魚を食べて不老不死を得たという八百比丘尼。ここからそんなに遠くはない若狭の国のお生まれだそうです。 人の身にして不老不死は面倒だったのか飽きたのか、入…

今月の連句

雪の降り積もる中、連句の会に七人の連中が集いました。 去年から引き続いて初折の裏五句目からです。これまでの流れからもちょうどよいので。新年の長句をお願いしました。 三幅に朝日の届く御慶かな 笹次 新年にふさわしい、そして折からおめでたいしつら…

ミケ様のこと

けたたましいサイレンの音。そしてバラバラっと路上に放水。 出初式の放水訓練でした。路上に放水ってすごいよね。 ミケ様はサイレンが大っ嫌いで、毎年怒り狂っていましたっけ。 そんなこともなくなって、もう三度目の出初式になります。 気が付くと、ぬい…

大福茶と、それから焙じ茶

今日は、市内の加賀棒茶製茶場のギャラリー実生まで、今月の俳画とお正月っぽい器とを、おとどけに上がりました。 お正月なので大福茶をいただいて、それからほうじ茶もいただきました。 おかしの銘は「招福鶏」だそうです。とてもかわいいデザインのお菓子…

お正月の表紙

あけましておめでとうございます。 折口信夫先生はお正月におめでとうを言い合う書生さんたちに「いい若い者が考えも無しにオメデトウなんて言うな!」と お怒りになっていらっしゃいましたが、北国に住む者には、雪のない穏やかな新年は充分おめでたいもの…