2020-06-03 花頸の #俳句、川柳 百合開く 活けようとして、うっかり落としてしまった百合の蕾。 手にとると固く、しっかりしていて、蛹か繭のようでした。それが三日前の事。 盃にいれておいたら、仄かに赤みがさして、今朝は、あえぐようにほころび始めました。 こんな状態でも咲かねばならないのを、哀れと見るべきか、生命の輝きと称賛するべきか。 さりながら庭に朽ちるのと、同じ香りに咲く百合の花頸。 窯の火を落とすや真夜の百合の花 おるか 句集青花帖