やきもの日和

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衝動買い日記(2)アンモナイト

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 アンモナイトの化石の輪切りです。
工芸品のように美しかったのでついフラフラと買いました。福井県立恐竜博物館のミュージアムショップにて。

 他に「海百合」の化石もあって、それもとっても欲しかった。海の百合といえばピエール・ド・マンディアルグの傑作小説を思い出します。
 マンディアルグは独特の暗いエロチシズムが好悪を分ける作家でしょうけれど「海の百合」は場所が広々した海浜なのでどこか風通しがよく明るく、主人公の少女は聖女のような光に包まれていますね。

 さてこの恐竜博物館は巨大なドーム型の建物も展示もとても素敵で大好きな場所です。エントランスの巨大な化石の板にデボン紀の生物のウロウロと歩き回った跡がのこされていて、ああ、生き物って結局地上をほんのしばらくウロウロするだけなんだなぁと思わされました。