やきもの日和

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衝動買い日記(3) 方解石

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旅の途中の西の町で、なんとなく目に付いた方解石。重いし脆いし買った後で反省したけれど石が好きなので。
 子供のころから遠足に行くと石を拾って帰ったものでした。高価な貴石ではなくて、電気石や草入り水晶とかに妙に惹かれてしまいます。
 ピンク・ベージュの方解石、今はもっぱらペーパー・ウェイトに使っています。

 石の中を初冬のひかりがコキコキ透る。
ボリス・ヴィアン「日々の泡」でもロイの「小さなもの達の神」でも、愛らしい細部が積み上げられて、予定されていた悲劇がやっぱりおこる。
屈折した光が一行の意味を音も無く狂わせてゆく。