やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

ランチ

十一月のアフタヌーンティー

秋の午後、クレープが食べたくなったので。表紙の写真にしました。 実は、十月から「うつわ歳時記」のホームページを一新しました。何せ20年前のやり方で更新し続けて、かなり老朽化しておりましたので。 どうぞ「うつわ歳時記」で検索して新しい方のペー…

五月のランチ

「うつわ歳時記」の表紙にするつもりの写真ですが、このところうまくアップできないので、こちらにも載せておきます。 新緑の五月、晴れれば五月晴れ、雨なら木の芽雨、緑雨。風光り、やや強風なら青嵐。なんて美しい季節! イタリアではそら豆の季節、ペコ…

鱒の寿司いただきました。

到来物の鱒の寿司。と、いっても鰤なんですけどね。老舗のお味はさすがに上品で、新生姜の酢漬けを添えていただきましたが、レモンでも良かったかも。 右側の小さな赤絵ザクロ文様馬上杯に銀杏の炒ったの。菊花の飯碗にほうれん草胡麻和え。根っこ部分の赤い…

時雨のランチ

めっきり寒くなって、紅葉はまだ残っているとはいえ、冬隣、という季語が実感されます。 ここで仕事に精を出さないと、本格的に寒い中で冷たい仕事することになりますので、(冷たい釉薬合わせたりするのってすごく大変)午後からしっかり働く予定。 まずは腹…

十月の食卓 ニョッキのランチ

”もう秋だ、なぜ永遠の太陽を惜しむのか”ランボーの詩を思い出す今日の日の光。黄色くて斜めでまぶしくて。 赤絵の八寸皿に前菜。サラダとイワシのマリネ、無花果ヨーグルトソース。染付薔薇の花のお皿には、ありあわせのキノコとチーズのニョッキ。ニョッキ…

オリンピックつい見てしまって仕事がはかどりません。陸上競技大好きなんです。普段あまり見る機会がないので、世界最高レヴェルの競技をめにできるのが、私にとってはオリンピック最大の愉しみです。走るのが早いって、素敵ですよね。ホメロスもギリシアの…

「大皿の使い方がわからなくて」という御質問を時々受けます。お好きなように使いまわしてやってください、とお答えするのですけど、私自身それほど特別斬新な使い方も思いつきませんが、果物を盛るとたくさん入って嬉しいし、花を活けても、もちろん良い。 …

五月の表紙,、新緑のランチ

山々の緑の諧調のまぶしい五月。風の香りの心地良い季節です。庭で三つ葉を摘み、木の芽を採って食事にそえるのも、花を切って、自作の器に活けたりするのも、楽しい。窓を開けて座っているだけで、地球に許されている気がする。 手前の染付の筍御飯のお椀は…

筍ご飯

これでもかとばかり筍の入った筍御飯。 京都の料亭八百忠さんからいただいた筍。さすがに「えぐみって何のことかしら?」とでも言いそうな貴婦人のごとき筍でした。 贅沢にタケノコ三昧のランチ。 さりながら竹の子御飯というよりは。竹の子に御飯がまぶして…

十月の表紙

秋の味覚 名月に供えた芒が、居待ち月の今日はパラパラ散っています。 お月様に里芋と芒を供えるのはいつのころからのことでしょう。 台湾とか南方のタロイモなどを主食にする地域では、日本の芒ととても良く似たトキワススキを畑に挿して病虫害を避けるため…

立秋の雨

雨の日はソーメンで 立秋なのだ、と思うと、不意に窓の外の雑木の枝先に、朱色に色づいた葉の一枚を見つけました。おかしなものです。花の名前を憶えると、急にその花がそこらあたりあちこちに、あることに気付く。意識というやつは、どうも狭量な監査官のよ…

染付ランチ 今日も雨。梅雨とはいえ、二週間以上も連日雨が降るなんて、あまり記憶にない湿っぽさです。 食欲もないので簡単に、ニョッキとサラダ。家で使っている器は、窯切れしたり、発色がいまいちだったり、多少残念な器達なんですが、使う分には十分な…

白南風

カレー・ランチ 久しぶりの晴れ間。雨の二週間の間に思いきりのびのび育ったドクダミや羊歯など夏草に通り道をつける予定です。用水にたまった小枝や木の葉も片付けないと怖いことになりそうですし。 肉体労働の予定なので元気の出そうなカレー・ランチです…

蕪の新芽のニョッキとベイビー・アマローネ 今日のランチは、 蕪とチキンのニョッキ 蕪の葉の付け根、新葉の部分にはミントにも似た独特の味わいがあります。蕪を買うと大きな葉は切ってわざと数日、新葉を伸ばして摘み取ります。霊妙ともいえるそのお味、ま…