七月は私の誕生月です。冥土の旅の一里塚でございます。
そろそろ終活なるものをやろうと思い立ちました。さてなにをしよう。
もともと身の回りにそれほど余分なものはありません。お金がないので。
全てを捨て去って、さっぱりした気分は、きっと素晴らしいことでしょう。
そこで、「これさえあれば他になにもいらない!」と思えるものを探すことにしました。自分のものにする必要はありません。美しい景色とか咲き初めた花の香りでもいい。「「これで死んでもいい!」とつぶやける美しいものを探す旅。それを、私の終活にしようと思います。
「死ぬまでに」なんて言っているとだらけそうですから、一里塚を、もう三つ過ぎるまでには手掛かりを得たい。神様仏様それまでに南の国の夕焼けやオーロラが後ろめたく無く眺められますように。そしてラカンを読了できますように。
珍しいものでなくたっていいんです。
通りから仏間の見える立ち葵 おるか
こんな、なんでもない日本の田舎の夏景色も,たまらなく懐かしいですよね。