やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

秋の手紙

f:id:orcamike:20211008095523j:plain

今朝、ベランダの窓の下に届いていた一葉の秋の手紙。朴の葉です。

枯れるとは、美しいものだと思いました。

朴の葉は、大きいので、カサリ、カサリ、と降り積もってゆく音が聞こえます。

気分が沈みがちな時は、ボードレールの「秋の歌」にある、中庭に薪の積まれる音のように、近づいて来るさびしい人生の冬の足音みたいでもありますが、ともあれ、すべてはうつろう。滅びゆくものは美しい。

 木の実落つさばさばと落つランボー忌  おるか

秋になるとついボードレールとかランボーとか読んじゃう、ミーハーな私。「さばさば」はフランス語のダジャレではありません。ハハハ