今朝、ベランダの窓の下に届いていた一葉の秋の手紙。朴の葉です。
枯れるとは、美しいものだと思いました。
朴の葉は、大きいので、カサリ、カサリ、と降り積もってゆく音が聞こえます。
気分が沈みがちな時は、ボードレールの「秋の歌」にある、中庭に薪の積まれる音のように、近づいて来るさびしい人生の冬の足音みたいでもありますが、ともあれ、すべてはうつろう。滅びゆくものは美しい。
木の実落つさばさばと落つランボー忌 おるか
秋になるとついボードレールとかランボーとか読んじゃう、ミーハーな私。「さばさば」はフランス語のダジャレではありません。ハハハ