やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

にゃあにゃあまんじゅう

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 お客様に、にゃあにゃあ饅頭をだしました。加賀市山中温泉の名物お菓子、素朴な薄皮饅頭です。

お客様は社会学部の学生さん方で伝統産業の伝承と今後(?)みたいなご研究をなさっているそうです。

 色々質問されて気づいたことが一つ。私って社会学的視点が欠落してるんだなーってことです。

 自分の好みとか、美意識、目標みたいなことはあっても、地域の産業として、継承し発展させ、販路の拡大にこころがけるといったことに、これといった考えを持ってないんですね。いやはや学生さん人選を誤ったようですね。つまんない話してスミマセンでした。

 それでも「九谷焼の今後について」なんて聞かれても急にはなんといったらいいかわかりませんよねー!
「二百年後には宇宙人に大人気!」なんて答えたら呆れられるだけだろうからいいませんでしたけど。

でも、美味しいものを器に美味しそうに盛り付けて食事を楽しむことはずっと変わらないだろうし、文様を描くことは、文字を持つ以前からどんな文化文明もしてきたことです。人間は装飾する生き物なんです。

 これからも、世界中のお料理を様々な器に盛り付けて、二十一世紀の食卓はますます楽しくなると思いたいですね。

私は九谷焼の未来を、悲観しておりませんよ。