やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

秋風

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 我輩はミケ。猫である。
暑い。今日も暑い。
、その暑さの中、新しい機器を設置にNTTから、人が来た。光ネクストにコース変更だそうである。
我輩は、我がテリトリーの中に見知らぬ人間が来るのをあまり好まぬ。決して怖がっているわけではない。なぜかシッポが膨らむだけである。

 その後オルカはヒーヒー言いながら設定をしなおしていた。PCはけっこう熱いものである。我輩も新しい箱などにスリスリして回っているうちに、毛皮が熱を帯びてきた。そこで気分転換に草でも食べようと外に出たわけである。

 工房の窓の下に稲科の雑草の繁茂している一隅がある。お隣の茶虎の若造猫を睨みながら、我輩は草を噛む。階段にに毛玉でも吐いて、パソコンの前に坐りきりのオルカに少し運動をさせてやろうという我輩の気遣いである。
外に出ると、暑いとはいっても、なにかが違う。草の葉擦れの音に、秋の気配がある。

 耳たてて草噛みをれば我が髭の先をうごかし秋の風吹く  ミケ