222が猫の日、ってちょっと苦しいような気もしますが。2をニャンと読むの?
3月33日があれば良かったのに。
猫の俳句もいろいろありますが、大好きな橋間石(本当は門がまえの中が月)先生にも猫の句なにかとございますね。
春の猫抱いて川幅ながめおり 間石(にぎたず →和 に木偏に考)
他にもいろんな猫さんの句があるんですけどおとなしいのにしました。
寺山修司の猫は
猫って、本を開いていると、わざわざその上にどかっと寝たりしますよね。とびこえていってくれるならありがたいですよ。
ボードレールの猫も美しくて好き。私も猫さまの「オパールと金属の溶け合った」美しい瞳の中に潜りたい。
金の瞳の恋猫座る腹仔皮 おるか
腹仔皮は母牛が死んでしまったり死産だったりした、生きてうまれることのなかった子牛の皮で、超高級品なんですって。その話を聞いたときはぞっとしましたが、より滑らかな皮を求めて行き着く果てがやや危なくなってくるのは、さけがたいのかも。何事も、あまり突き詰めてゆくと最後には狂気を帯びてくるのかもしれません。
瞳の底に金を沈めた猫の瞳に、そんな人間はどう映るのでしょう。「愚か者めが」と思っているのでしょうか。それとも「すべすべで気持ちいいから、問題ない」と思っていらっしゃるのでしょうか。