カタクリの花がさいてようやく春の幕が上がったようです。
今日は朝から風が強くて大荒れのお天気でした。片栗の花も揺れどうし。奇跡的にピントが合った一枚です。
この花は、林道工事がはじまるところから採ってきました。カタクリは根が深くてなかなか移植は難しいんです。他にも沢山あったけれどあきらめました。なんであんなカタクリの群生地に林道なんか作るのかな。
カタクリは色といい、うつむいた姿といい、乙女の雰囲気ですね。
もののふの八十乙女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子草(かたかご)の花 大伴家持
カタカゴの花はカタクリのことだそうですね。きっと沢山咲いていたのでしょう。万葉集の歌っていいですね。うら若い乙女達と咲き乱れるカタクリの花が響き会ってゆれて。
片栗の花に少女の指の傷 おるか