やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

年年歳歳

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年年歳歳花相似たり
歳々年々人同じからず  劉廷芝

あまりに良く知られた詩ですが、年が行くと一入見にしみる言葉ですね。

「今年花落ちて顔色改まり 明年花開くとき復た誰か在る」とつづきます。
はかなく見える花よりも人のほうがはやばや変わり、逝ってしまうものなんだ。
桜は悲しい花だなぁ。
橋の袂の、若木だった枝垂桜がいつのまにかこんなに大きくなってくれて嬉しい。川面に枝が届くのは、どうも見られないようだけれど。

 水鏡覗かぬいまだ若き花  おるか