やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

菊の花の季節

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 秋の気配を感じるようなしめやかな雨でした。

上絵をだしました。今回の窯は発色はきれいでした。しかしやや溶けて流れ気味でした。

重陽節句も近いので菊の花色々。

瓢箪を持った唐子は菊慈童です。

小さめのお椀は、兎が暴れています。

小菊の碗は,you tube でパリの街角を眺めていたらカフェ・オ・レ

飲んでらっしゃるのが見えて、そのボウルの形がそっくりだったので、ちょっとかわいい絵柄を描いてみました。

え、寿命が延びるほどきれいな碗はできたか、ですって!?

そんなに、おいそれと作れるものではありませんでしょー。

多分一生、こうしてみようか、もっと、ああしてみようか、と悩み続けてゆくのでしょうね。日暮れて道遠しってやつですか。地面に落ちても、まだ鳴いている蝉が、身につまされて、あわれです。

 

胸に本伏せ落ち蝉の声ときく    おるか