やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

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オリンピックつい見てしまって仕事がはかどりません。陸上競技大好きなんです。普段あまり見る機会がないので、世界最高レヴェルの競技をめにできるのが、私にとってはオリンピック最大の愉しみです。
走るのが早いって、素敵ですよね。
ホメロスギリシアの英雄アキレウスを「俊足神のごとし」と表現してます。アキレウスならほかのなんでもできたでしょうけど 俊足が最も神々しいと思ったのでしょうね。わかります。

さて、暑い日が続きますので、とりあえず素麺。朝顔の蕎麦猪口は何でもない雰囲気が日本の夏っぽい…かな?
左側のギザギザのお皿は氷裂文様。三つ足です。ズッキーニって何故か好き。
染付瓜形鉢に胡瓜と鰻のかばやき。水色の模様の蕎麦猪口にはモズクとオクラの酢の物です。
奥には菓子鉢二つ。赤絵子獅子紋様の鉢の見込みは染付の唐草です。染付に色絵を添えた秋草菓子鉢には夏野菜のゼリー寄せ。染付のひし形皿に取り分けてみました。冷たいものばかりの夏料理ランチでした。

蝉の声がふと止んで、静けさが下りてきます。おや、と思っていたら、ややあって遠雷が山の向こうから響いてきました。暑さの最中に、どこか秋の萌す気配がします。

 夢はじけ遠雷岩を転げ落つ  おるか