今日も良いお天気です。気温はかなり上がっているようですが、木陰は涼しい風が通っています。
やや乾燥気味の気候がハーブには良いのか、ベランダのパセリもバジルもやたらに繁茂してきました。せっせと食べても追いつきません。
お皿はいつもより少し小さめの中皿です。見込みに花鳥がえがいてあります。トマトサラダが入っているのは、いつもの荷葉形小付けです。
ひだりがわの赤絵の小鉢は、ベンケイソウ丼。枝が落ちたので挿し葉をしているんです。
ベランダで食事するのは気持ちが良いですが、そろそろ敵がやってくるようになりました。虫たちです。
蚊やハエはまだあまりいませんが、午後のお茶は、働き者のアリさんの狙うところのようですし、ジュースなどには香りがするのか、さまざまな蜂さんたちが寄ってきます。
そのほか、ただの通りがかりの川虫とか。、
今日は黄色い足長蜂が顔をだしました。丁寧に植木鉢の縁を伝って、テーブルに乗ってきます。見ると翅が片方無くなっています。飛べないのね。飛べなくなった蜂は死を待つのみでしょうね。
今度はテーブルから、椅子の背を伝って床に降りてゆきます。
最後の時まであの素早さで歩いていくのでしょうね。まるで道を知っているかのように死へと向かって、せっせと進んでゆく。
さよなら、おとなしく死ぬには丈夫すぎる脚をもっている彼女。今宵の月が看取ってくれますように。
往くものに風の囁く木下闇 おるか