やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

魯山人の言葉

イメージ 1

 朝が苦手なので、午前中は、ぶらぶらと、その日庭に咲いた花などスケッチして過ごすこのごろです。

 しかし昨日は、一輪後れて咲いたアネモネが可愛かったので、描くうちに、どうしてもうまくいかず、ついつい一日中描いてしまいました。
いじりすぎて、汚い色になってしまった。私の腕が問題なのはわかってますけど、それに加えて、絵の具と紙の限界ですね。

魯山人が「書道の上達の秘訣は?」と聞かれて「いい紙、いい墨、いい筆!」と答えたという話があります。順番とかうろ覚えですけど。

 にべもない返事だと思ったけれど、これが本当にそのとおりなんですよねー。良い紙によい墨がふわ~っと滲む有様なんか、それだけで美しいですもの。

 あああ良い紙と良い墨欲しい。


 それにしても、簡単に「上達の秘訣」なんて聞こうという質問が、まぁいかがなものか、とおもいますよね。
狷介な性格で知られる魯山人卿、きっとむっとなさったのかもしれませんね。

結局失敗したけれど、一日楽しく遊べたからまぁいいか…って仕事できなかったんですけどね。