やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

一番、美しい時

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おだやかに晴れた日曜日。

ベランダの木陰でランチにしました。夏野菜のカレー。カレーの後のコーヒーの味って、なんだかおいしいですよね。
コーヒーはやや深煎りのブラジル・サントスです。庭の小さな花たちと一緒に。

この季節の緑の輝きと青い空って、格別美しいですね。
なんでこんなにも美しいのだろうって、おもいます。ぼんやり見惚れてじかんをすごしてしまいます。

小さなベランダですが、蜂や蝶がせっせと飛んできます。小鳥も午後に必ずいそがしそうにチェックを入れてゆきますね。
初夏を営む、自然の手さばきは見事なものです。

花々、食べ物、器、テーブルの上の出会いがかけがえのないものに思えます。

考えて見ると地球ができて、46億年。そのあいだ、ガス状の熱球だった時から、ゆっくり穏やかになって、生命が発生し、その後も全球凍結なんてこともたびたび繰り返しながらも今のような姿になった。
そして50億年後には、太陽が赤色矮星になって地球も滅ぶ。

と、いうことは、私たちは今ちょうど地球の寿命の真ん中近くにいるんですね。きっといまが、地球の一番美しい時なのではないでしょうか。
こんなにうつくしい地球を眺められる幸運に感謝しないといけませんね。

そのかけがえのない時節、自然を破壊して気候が決定的に悪くなろうとする間際に、私たちは生まれ合わせている。

しかし、盛りがやや傾きかけて滅びに向かい始める頃が、また格別にうつくしいものですしね。

私の中のブラックなものが、滅びゆくから美しいんだよとささやきますが。いけませんね。

この世界の一番美しい時に生まれ合わせた幸運を喜び、せめて自分にできる限り、地球を大切にいたしましょう。