やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

五月の表紙,、新緑のランチ

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 山々の緑の諧調のまぶしい五月。風の香りの心地良い季節です。
庭で三つ葉を摘み、木の芽を採って食事にそえるのも、花を切って、自作の器に活けたりするのも、楽しい。窓を開けて座っているだけで、地球に許されている気がする。

 手前の染付の筍御飯のお椀は見込みに虎、外側に龍です。模様は全然見えませんけど。
左の小皿は小さな足がついています模様は氷裂文。乗っているのは採れたての春菊胡麻和えです。
お隣のおばちゃんの春菊は柔らかで香り高く、絶品です。。魯山人がさまざまの美味を語る中で「野菜はとりたてだ!」とやたらに強調していましたが、まったく大賛成です。採りたての野菜は、大地を離れて半日以上経ったものとは別物のおいしさ。

 中央の染付瓜形鉢には野菜とチキンの煮浸し。その上の染付と上絵の薔薇紋様の大き目の皿には、それぞれドレッシングのちがう一口サラダ。左の梔子の皿にカレー風味のチキンのソテー。染付と色絵を併用すると、涼しくなりすぎないで、今の季節には丁度良いような気がします。

 楓は、枝が混んでくると虫が付きやすいので風通しのいいように剪定します。柔らかな葉のテーブルマット。緑ってホントにきれいな色だなー。

 万緑の中の一葉の揺れやまず   おるか