やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

雪の道

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 水を汲みにでると、真っ白な雪の山道。雪が音を吸い取っているのでしょうか、とても静かです。
 ところどころ足跡があります。タヌキかな?犬かな?小鳥の足跡もあります。たまに兎の特徴のある足跡もあります。返りに自分の足跡を見るとあっちへフラフラこっちへヨロヨロしていますが、動物達は真直ぐあるいてゆきますね。迷うのは結局人間なのでしょうね、。

 弱肉強食だのケダモノだのと、悪いもののように言うけれど、動物のすることは、地球の生命共同体の調和のうちにあるのですもの。

 人だけが「悪」という概念を持つのかな。「善人なおもて往生す。いわんや悪人おや」と親鸞上人はおっしゃったそうで、たしかにおのれの中の悪を自覚するのは大切だろうけれど、人間の思考が悪という概念を生むものなら、それを自覚するだけで、往生ができてしまうほど、良いことなのかしらねー。
 今度お寺の御住職に聞いてみよう。

 そういえば、その御寺に、鳩がたくさん住み着いていたそうなのですが、ある日、カラスの群れが来て紛争が勃発したそうです。しかし、次の日には屋根のある地点からきっちりと棲み分けていたとか。
領土問題も、話し合いで解決できるのだから、やっぱり鳥やけものの方が人よりずっとかしこいようですね。

 雪晴れや犬の足跡ひたすらに  おるか