やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

ミケの瞑想

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爽やかな朝の光の中で、
ゲロを前に瞑想にふけるミケであった。

我輩はミケ、猫である。ムム、諸行無常、宇宙も膨張し縮む。我らが身体を構成する原子も宇宙の開闢とともに発生したのであるから、我らは皆、宇宙のかけら、星の子なのである。我輩の完璧なる美貌もいつか分解して植物の栄養となり、小鳥の餌となるのである。元素の輪廻である。ゲロだからといって嫌悪し、餌だと言って喜ぶのは迷いである。どちらも宇宙の一片であり、今ここに我輩と奇跡的な一期一会をなしているのである。しかるに餌は旨いのにゲロは食べる気にならにのはなぜであろうか。いかに不思量底を思量しろといってもこればかりは無理である。ああ、世界は不可思議である。ニャゴニャゴ。