色絵を窯から出しました。まだ暖かい器は、冬の日差しの中で小さな音を立てます。クスッと笑うようなかすかな音です。
兎さんの図柄は、来年の干支なので、いろいろ描いてみました。今回は残念ながら焼き直しが多くて、これっぽちしか、取れなかった…辛い。はねるのが多かった。さすが兎だけに。
ウサギは元気よく自由奔放に跳ね回るイメージなので、描いていて楽しい。
はじめのうちは、兎らしいウサギを描いていましたが、だんだん自堕落ウサギ、大股開きとか、悪乗りしてしまった。
来年はうさぎさんのように元気いっぱい、もっと自由になれますように。いえいえ、明日は今日より自由になれますように。
寒晴や色絵の兎耳立てて おるか
まだ寒に入っていませんけど、いっぺん使ってみたい季語だったもので。