春のように暖かな一日でした。残雪も大方消えて、緑の草の芽が愛らしい。
蕗の薹見ーつけた。まだ小さなフキノトウ。摘むには可哀そうかな。
蕗の薹切れば雌花でありしかな おるか
ご存知の通り、蕗の薹には雄花と雌花がございます。
写真の蕗の薹さんは雄花ですね。
別に雄花なら邪慳にしても良いというわけではありませんが、まだすっぽり葉に包まれた、花の顔も見えない小さなフキノトウをきざんで、ああ、女の子だったのか、と思うのは、何となく物哀れです。
と、言いつつも、初春の味のフキノトウは食べずにはいられません。
沢山採れた時は煮詰めてジャムにします。といってもほろ苦い、だしの味のデイップです。
これからは日を追うごとに山里の春の草の芽がつぎつぎ顔を出してくれます。楽しみ。