一時は雪に覆われたクリスマスローズの蕾、復活しました。
株の周りの雪は解けるのが早いみたい。熱でも出してるのか、とおもえるほどです。
莟熱なんてものがあるのかな。
白玉のような蕾二つ。世話もしないで放りっぱなしなのに年々増えてくれるのも健気やら有難いやら。
春に先駆けて咲いてくれる花をみつけた時の心のはずみは、一年中花咲き乱れる楽園では味わえないでしょうね。
「天使よ苦悩の味を知っているかい? 」とボードレールは聞いたけど、
不滅の存在達は知ることができないでしょう。
、季節の中で滅びゆく私たちの、もののあわれという、苦くしかしどこか甘い、しびれるような味わいを。