やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

つるにちにちそう

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細い蔓の先に揺れる青い花。可憐に見えるけど、丈夫なんですよねー、これが。
冬でも暖かい陽だまりに花をつけますし、どんどん増えるし。
小さい苗木などは蔓を巻きつけて引き倒してしまいます。やんわり怖ろしい蔓植物。

 ツルニチニチソウ、フランス語ではペルヴァンシュ。ジャン・ジャック・ルソーは、この花を、彼の永遠の恋人の瞳の色といってますね。
その人は、ワラン婦人(ヴァランと発音する人もいるようなのでドイツ系なのでしょうか)。母親のような存在だったようです。婦人のことをいわば保護観察のはずの若者と関係をもったと避難する人もいたようですが、ルソー本人は、何のやましい思いもなく「告白」してますね。
 山道で婦人が「ツルニチニチソウがまだ花をつけているわね』と言ったというささやかなことをずっとおぼえていて、30年後に又その花を見て喜んでいるんですからねー。
 そこまで思い合った二人なら、周りが何言ったって、どうでもいいのでしょうね。
やわなようで、けっこう強いツルニチニチソウ

Ah,la pervenche la pervenche!

たしか、ルソーはツルニチニチソウの詩も書いていたように記憶しているんですが、どなたかご存知だったら教えてください。
「告白録」はすぐ見つかるんですけどね。