やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

午後のお茶 メティサージュのガトー

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 冬の日の午後、温かい紅茶がほっとさせてくれます。
晴れ間を見て隣町のパン屋さん「メティサージュ」まで行ってパンとお菓子を買いました。
パンについていは以前にも書いたと思います。ここのパンを食べられる限り、家庭用パン焼き器を買うことはないだろう、と思わされたパンです。

 そしてお菓子がまた、美味しいの。石川県はお菓子どころです。和菓子はもちろん、ケーキも世界のパティシエといわれる方のスタイリッシュなお店もあるし、ともかくスウィーツ大好きな土地柄です。
 ここメティサージュのお菓子は、みためシンプルです。お味も、妙にこったところはない。しかし、しみじみ深い美味なんです。
 お店のシェフ、フランス人のゲイトウさんのお家に伝わるレシピだそうです。懐石料理の大家が書いていました「本当に美味しいのは家庭料理だ』と。ゲイトウ家のお菓子を戴くとその言葉を思い出します。

 赤絵、磯の松原をイメージした四方鉢に、フロランタンとブラウニー、チーズケーキ。チーズケーキ絶品。洋梨のパイも、もちろん最高。どちらも何か一味深いんです。「イタリアのアーモンド・オイルを使っています。フランスのもいいけれど、少し苦味があるから』とのお話でした。
さすがに吟味された素材を使っているんですね。
お洒落で技をつくした、ケーキももちろんいいけれど、雪の降る日の午後のお茶は家庭の味が温まりますね。
紅茶はデンマークのお茶で、香料がいっぱい入っています。くろすぐり、クローブその他、色々。寒いときには香料入りがなんだかうれしい。暖かく感じます。