昨夜は雪さえ降った北陸。今朝の寒さは真冬並みでした。
それでも庭の植物はけなげにたえています。春蘭が咲きました。
はやく庭弄りしたいなー。わたしは山野草の地味な小さな花が好きです。ただ山里で山野草を育てるとなると、どこから雑草とみなすか線引きがむずかしいです。特に、名前を知ってしまうと草むしりしずらいものです。
しかたないので道元禅師のお言葉の「花は愛惜に散り、草は忌嫌に生うるものなり」を表に立てて、愛惜に散るものを残すことにしております。オオイヌフグリやタチツボスミレなどは色もきれいで可愛い花ですが、一輪一輪が愛惜に散るという感じは薄い。ゆえにむしります。ごめんね。
春蘭は静かな佇まいにひかれます。水墨画の題材に好まれるのもむべなるかな。芙蓉手大鉢の縁に描いてみました。どうなるかな。楽しみ。