やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

菊の香や

九月九日は重陽節句。菊の日です。

九谷焼美術館のカフェで、菊花茶をいただきました。

菊の花が急須の中で開いてゆくのを待つ、そのひとときも味のうち。

一輪添えられた花は仙人草です。

菊の露を飲んで不老不死を得た菊慈童にあやかって、仙人の気分で公園の緑を眺めました。

クコの実と、棗もはいっているのかな?ほのかな甘さが猛暑の夏の疲れをいやしてくれるようです。

豆皿もぐい飲みも、昔作ったものですが、久しぶりに出会えてうれしい。

 

さて、ここ、九谷焼美術館に階のカフェで来る12日句会をするはこびになりました。美術館は休館の時期なので、ご見学のかたのおじゃまにはならないし、静かでしょうし。

日本語以外のHaiku もOKです。と、言っても私は英語とフランス語のほかはわかりませんが。

 夏菊の黄に疲れある帰郷かな  おるか

 

二十代のころの句です。ああ、往時茫々