やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

冬の花蕨

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庭の冬の花蕨、まだ花、というか胞子葉を出していませんが、これから大きくなって冬の間地上に姿を見せてくれます。しかし、この辺りはけっこう雪がつもります。繁殖戦略としてはおそろしくまずい選択のように思えます。

しかし、なぜか増えているんです。車にひかれそうな所へ進出しようとしている冬の花蕨の新しい芽に、一応名札を立てました。

シダ類は人類よりはるかに昔から地上に棲息してきた生き物ですから、なんというか、古格(?)を感じます。

こんな季節に花というか胞子葉をつけるのも、地軸の傾きの変化か、大陸移動の影響かわかりませんが、きっと深いわけがあるのだろうと愚考いたします。

どうぞ生き延びてくださいね。

 

ゆのはなわらび天球のいづく指す   おるか

 

冬の星座はきれいですものね。ひょっとしてシリウスに触れたくてこの時期に芽を出すのか、冬の花蕨。

 

 

 我が家の庭は、ほったらかしているせいかどうかわかりませんが、昔ながらの植物が生えてくれます。しかし、日陰にヤマジノホトトギスや上臈ホトトギスがはかなげに揺れていたのが、あっという間に台湾ほととぎすに制圧されました。なぜ日本の植物って弱いのでしょうね。