加賀市動橋の加賀棒茶製茶場のカフェ実生まで、俳画を届けに出かけました。きれいな室礼のまえでお茶。美味しい上生菓子にお正月の大福茶、このあと「お時間が御座いましたら」ともう一煎いただいて、お値段の話もなんですが、これで五百円って破格のお安さでは?
ともあれ、一人静かに煎茶を味わいました。
真正面から小面に見降ろされてなんだか恥ずかしいような。
だんだん小面が羨ましがっているような気もしてきたり。ええ、お茶もお菓子もとてもおいしかったのです。能面の微妙な表情は、己の心を映すものなのですね。
さて、俳画ですが、実は写真を撮り忘れてしまって。
二階の窓から見た景色です。これをもとに、もっと単純化して雪空をメインに描きました。
句は
雪国や持ち重りする燗徳利 おるか
句は、いかにも雪国でしょう、みたいで通俗でしたね。
寒くて、気がよわくなってるのかな。そういう時って絵でも句でも,うけの良さそうなものをつくってしまいがちです。気を付けよう。