安藤忠雄の設計した中学校、加賀市錦城中学校を覗いてきました。中も外も、窓枠も全て木造の校舎です。長楕円形なので,端の部分は、木を曲げてあります。奥がすぼまる形なので、この階段もすごくおくゆきがあるようにみえますね!
安藤忠雄の設計は、一見、禁欲的に機能的な形のように見えますが、どことなく詩情が感じられますね。
林立する柱が森の中のような森厳とさえ言える気配をかもしています。
冬木霊大階段に棲むと言う おるか。
学校の怪談っぽく一句つくってみました。
二階奥の階段付近から、ゆったりした廊下というよりフリースペースを眺める。音楽室が二室ありました。図書室はやや小さめな印象だけど落ち着きそう。
玄関をはいったところの広々としたオープンスペース。写真では切れてしまいましたがガラス窓は吹き抜けで非常に開放感があります。緑に囲まれた立地をみて安藤氏安東氏はこの森のように柱の並ぶ校舎をお考えになったのでしょうか。全体の形は箱船みたいですけど。
冬うらら森の記憶を学び舎に おるか
挨拶のつもりですけど、ちょっと臭かったかな。この句を発句に今度中学生さんとかせんをまいてみることになりました。楽しそう。