「青花帖」に御批評を賜りましたので御礼まで。
「岳」は宮坂静生主宰、長野県松本市から発行されている俳誌です。
一月号と五月号とにどもとりあげていただいてありがとうございます。
五月号では句集縦横のコーナーに清水美智子氏の御批評をいただきました。
「上質な詩の世界」とまで言っていただけて恐縮です。
取り上げていただいた句の中の、この句
子鯨の肉の甘さや養花天
私は捕鯨に賛成してるわけではありません。自分の意見と違うからと云って国際会議を脱退するって横暴な気がしますし。
ただ、子供の鯨が定置網に引っかかって死んでしまうことがあるそうで、、その肉が内緒で料亭に回ることがあるとかないとか聞いたことがあるだけで…オホン。
長野県諏訪市は母の故郷なんです。子供のころ夏に遊びに行きました。懐かしい土地です。
「鬣」は林桂氏代表、水野真由美氏始め五人の俳人の編集委員会によって、前橋市からはっこうされています。
批評蘭が充実しています。ハイブロウな批評でワクワクします。理論の洗練された展開ぶりは読んでいて楽しいです。
私は理屈大好きなんです。それに基づいて行動するかと云ったら、しないんですけどね、怠惰なもんで。
吉野わとすん氏の御批評では
「文人俳句の香りを感じる。(中略)文人俳句の妙味は「場面」を描出することにあるようにおもう。お話が生まれそうな予感が(中略)読者を引き付ける。」
と書いていただきました。わとすん先生ありがとうございました。
死ぬるまで人にみられて金魚なる
あー、そういわれてみるとこの句などは室生犀星のあの色っぽい金魚をちょっと思わせるかもしれませんね。
ずっと好きだった俳誌に取り上げていただいて、なんだかひどく嬉しい。