小さな上絵の窯をだしました。
写真で御覧のように、ほんとうにこれだけ。寥々たるものですね。
その割に細かくて裏側にも絵があって、持ちにくいものが多く、窯詰にやたらに時間がかかるんです。もちろん描くのにもね。
儲からないわけですね。まぁ、好きな仕事をして、静かに暮らしていければよいか、と思っていますけど。
啄木じゃないけど、じっと手を見る。
あめつちのうららや赤絵窯をいづ 水原秋桜子
美しい寿ぎの句ですね。ここまで晴れ晴れした気分にはなかなかなれませんが、今回の上絵は、一応問題のないあがりでした。
窯だして昨日(きそ)の夕顔ふむことも おるか