やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

里の秋

イメージ 1

イメージ 2

♪し~ずか~ な し~ずかな~里の秋~♪

秋になると思い出す歌です。歌詞の通り、山では栗のみが実っています。お隣さんからこんなにたくさんわけていただきました。秋の色ですね!
山栗ではなくて粒の大きな丹波栗という品種かな?熊さんにとられる前にとったそうです。
つやつやしてきれいだから、食べる前にしばらくテーブルの上にかざっておきたくなりました。

素朴な篭は、竹の皮のほうが内側になっていてつかいやすい。もう二十年位前に、どこかのおじいさんが「買わないか」って売りに来てくれたのです。その時はもう一つ小さめの篭と花入れを買いました。
また来てくれるかなと思っていたら、それっきりいらっしゃいません。おじいさんどうしているのかな。
少しづつ買い足したかったのにな。やっぱり物とであった時は、その機会をとらえなきゃいけないものですね。
それにしても、栗の毬って本当に痛い。
良寛さんの歌に

月読の光を待ちて帰りませ山路は栗のいがの多きに

という心優しいうたがあります。確かに、栗のいがは足袋でさわってもかなりいたいでしょう。それと、お客人に、もうすこし居てくださいょ、という気持もあって、しんみり人懐かしい感じのする歌ですね。山里の秋の夜の静けさ、そんな山道を歩いてかえる人を思いやる心。泣かせますね。