我輩はミケ、猫である。
我輩の世話係(執事と呼ぶにはマナーがなっていないのである。)のところに
奇特な方が今治タオルのタオル・スカーフやらシェル・シーツ等々、送ってくださったのである。
それまで我輩はソファの上でそれなりに満足して寝ていた。
ちょっと爪を研いで見たり思う様に毛だらけにしてみたりもした。
しかし、この今治シーツの上で一度寝ると、
そのさらりとした涼しい感触に舌をまいた。そう、ラング・ドゥ・シャ を巻いた。
やはり国産は一味ちがうのう。
それ以来夏は今治タオルのシェル・シーツの上で寝ると決めたのである。
洗濯しても厚手の割りにすぐ乾くそうである。
タオルして御身のしずく拭はばや御大師さまの御四国の道 ミケ
なに、またパクリだと!
芭蕉翁の「若葉して御目のしずく拭はばや」は鑑真和上への崇敬が籠もっている。
我輩だって弘法大師への崇敬は、もっておるのであるから、
こういうのは本歌取りと言って欲しいものであるニャ。