やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

[さくらさくら」展の俳画 その2

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花に棲み花喰ふ鳥に生まれたし  おるか

このところ寒い日が続いて、はなにはまだ間のある北陸ですが、鳥の声は少し春めいてきました。
仕事場の前にある枝垂桜に、小鳥が時々来ます。花の頃は鳥たちも楽しそうです。うらやましいな、薄紅色の枝から枝へと飛び移って。

以前、信州高遠の桜を見に行ったことがありました。ところがその年に限って花が遅く、出会えなかったんです。近くの山道の桜は咲いていましたが、お目当ての江戸小彼岸は、握りこぶし状態。
 あまりの残念さにその夜、人魂になって満開の花の梢を狂ったように転がりまわるという夢を見てしまいました。
あなおそろし。