やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

「さくらさkら」展の俳画 その3

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あそびをせむとやうまれけむ
戯れせむとやうまれけむ
遊ぶ子供の声きけば
わが身さえこそ
揺るがるれ

梁塵秘抄の中でもよく知られた歌のひとつです。
遊女の歌ともいわれていますが、どうでしょう。
子供の遊ぶ声に、自分もかつて知っていた遊びの動作が甦ることはありますね。

中学生の頃だったかと思います。テレビで赤ちゃんに「かいぐりかいぐり」と言いながら、手をぐるぐる回す動作をさせているシーンを見て、「へんなことさせるなー」と、おもいながら、なんとなくその動きをやってみて「あぁ~!これやったことある~!」と記憶が甦って驚いたことがありました。

日当たりのいい庭先でひねもす遊ぶか、寝てるかの猫たち。幸せな猫を見ているとこっちも幸せなきぶんになります。

盃は鎬桜文様盃。黄土を塗ってあるので生地に鉄分の飛んだ点々が生まれます。黄土の濃くなった部分を枝に見立てて描いてあります。

そういえば器の説明してませんでしたね。
一つ前の小鳥の絵にのっかっているのは、染付け青海波に桜七寸皿です。