やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

朴の花

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 今年も咲いてくれました。朴の花。あああ天上の香り!
二階の机のまん前に。窓を開けると手が届きそう。五月が寒かったので、開花が例年より十日ほども遅れました。
それにしてもこれほどの芳香が地上にあるとは。

 思い出はいつも朴の花に帰る  オットセイ

友人から小さな苗をもらったこの朴の木に、花が咲くのを心待ちにしていたオットセイさん。「今日はいくつ、いくつ」と毎日花を数えていたっけ。

 俎板に風の触れる日朴の花  おるか

この句は、始めて寂庵の句会に参加したときの句。兼題が「朴の花」でした。若かったなぁ、あのころは。