軒に近い。枝が屋根にかかりそう。でも辛夷の花を近々と観察できます。良い香りです。
オガタマの花の眩い白。もくれん科には珍しい常緑の木です。背が高すぎてよく観察できません。
朴の木は今年は少し花が少なそう。ハクモクレンも今満開。もくれん科の花の香りが好きでいつの間にかずいぶん増えました。
朴、辛夷、招霊(オガタマ)、どれも日本原産って、うれしい。天上の香りにすわっているだけで、なんというかありがたい。
こんな素晴らしい木々に説話や由来譚がないのが不思議です。
ギリシア神話ではどんな植物もそれぞれ何かと意味深い物語がありますのに。
そういえば、植物に転生するお話では、美少年は草の花になり、女性は木に変身しますね。ダフネ→月桂樹、ペルセポネ→石榴 ナルシス→水仙、ヒヤキュントス→ヒヤシンス、アドニス→アネモネなどなど。
日本でも、美女と言えば、木の花咲くや媛、美少年の名前といえば蘭丸。芭蕉は友人杜国のことを万菊丸なんて「稚児めいた名前」で呼んで楽しそうでしたね。
なぜ美女は木の花になり、少年は草の花になるのか。ふしぎだな。