到来物の鱒の寿司。と、いっても鰤なんですけどね。老舗のお味はさすがに上品で、新生姜の酢漬けを添えていただきましたが、レモンでも良かったかも。
右側の小さな赤絵ザクロ文様馬上杯に銀杏の炒ったの。菊花の飯碗にほうれん草胡麻和え。根っこ部分の赤いところは甘みがあって独特の味わいです。そこだけ集めてみました、フフ。
赤絵平鉢には柚子大根、と今日のランチは、すべて頂き物です。ありがたいです。買ったのはワインだけ。あ、チーズもね。ワインはイタリアの北部、オーストリア方面へ向かうゲーテも通ったあたりのです。点在する湖では鱒が釣れますから、鱒の寿司ともよく合っておいしくいただけました。
時雨の晴れ間の遅い午後のランチ。窯を焚いた次の日は、休日にしています。夜の句会に備えて俳句を作る予定です。泥縄。兼題の一つは山茶花
忍び手に打てど山茶花散りやまず おるか
忍び手とは、柏手を打つように手を打つけれど、音を立てずに行うもので、神道のお葬式などのほか、あたりをはばかるとき、慎みを持ってお参りするときの、さほう、ですかね。