2020-04-30 里山雑記四月末日 山芍薬 山芍薬の花。朝日を浴びてうれしそう。 花びらは、絹よりはリネンの触感で、いかにも、こわれやすそうです。夭折の美なんて言葉が思い浮かびます。 小さな青い蕾をゆっくりもたげてから、とても長いことかかって、緑の竜の指の中の白玉のようになり、開いたと思うとすぐ散ってしまう。 日本の固有種ながら絶滅危惧種。 昨日ひらいたこの花に今日の夕べは、ないでしょう。 滅びゆくものは美しい。 いっそ、今、切ってしまおうか。 夕風の山芍薬に触るるなく おるか そう、触らせたりしないよ。