朴の花が開いた午後、はるばる金沢から、お客様が蜥蜴を連れてきてくださいました。
いつもびっくりするほどセンスの良い茶箱を組み立てて見せてくださるかたです。今日も珍しい中国茶に金沢の華麗な和菓子までご持参いただきました。それなのに、なんと!私ったら茶箱の写真を取るのを忘れていました。
それというのも、最近手に入れられたという螺鈿の青蜥蜴があまりキレイだったからです。
偏執的なまでに細かい青貝がこれでもかとばかりちりばめられて、木漏れ日にきらめきます。美しい…。
手作りの抹茶ケーキもモチモチして美味。蜥蜴さんも思わず食いつきそうになって、止められてますね。かわいい。
そしてそして、金沢の個展の時に描いた、菜の花の俳画を額装というか、パネルにしてご持参くださったんです。
お手持ちの布地で縁の上下を二色使いに、脇の部分も面白い模様で。
こんなにきれいにパネルにしていただくと、私の俳画もまんざらでもないような気がしちゃいます。ありがとうございました。
俳句は
散る花や飛天に淡き土踏まず
です。若い頃、奈良の古寺巡礼をした事など思い出して、。