やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

団扇

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暑くなってまいりました。
北陸はまだ梅雨明けしないのかな。それでも気温は真夏並みです。まいります。

エアコンをひかえて、せめてもの涼風一閃。

団扇に絵など描きました、

句は、うえから

黒南風や火口のごとき碗一つ  おるか

黒南風は「くろはえ」と読みます。梅雨に入る頃の暗く重苦しいような南風です。
石榴の花の朱色も暑い色ですが逆手にとって逆に、一転して涼を感じていただけるかと。

中の団扇には

涼しさや歌口褪せし竹笛も  おるか

竹の絵はつきすぎですが、今の季節、若竹の緑がとてもきれいですね。竹を吹く風に笛の音を重ねてくださいませ。

手前の団扇

ひとひらの鷺をうかべて蓮田かな  おるか

これも蓮の絵に蓮田ではちょっとね。青鷺でもシラサギでもご自由に想像してくださいね。
涼風少しお届けできましたでしょうか。えっ!?つきすぎで暑苦しい?!
おそまつさまでした。