俳画というか、猫の絵に俳句添え、みたいな。
ともあれ、句は
香のたゆたふも悪食の白牡丹 おるか
うーん「悪食の白牡丹香のたゆたふも」の方が良かったかなー。
牡丹は貪婪に肥料を食います。一見、穢れを知らないかのごとき純白の牡丹も、その実、地中深くに、むさぼるものがある。あの絢爛たる花ですから、死体の一つや二つうまっているかもしれません。香りも、辛夷のようなすっきりと風にのって空高く顕つタイプではありません。どこか濃艶で重くたゆたう印象です。
白猫さんも悪いこと考えている貌してますが、猫ですから邪悪でもなんでもかわいい。