やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

白山吹の実

見にくくてすみません。

画面の右下、左上、真ん中にも。じっさいには 黒に近いダークブルーの実です。

山吹と言えば

七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき 兼明親王

 

の、歌が思い出されますが、白山吹は花のはかなげな風情とは裏腹(?)に実をびっしり付けます。

でも、発芽率は悪いのでしょうね。だって、あれだけの実が毎年落ちていたら、仮に十に一つが発芽するとしても、いまごろは山中白山吹でいっぱいになはずですから。

このあたりの紅葉は始まったばかりです。まだまだ緑の残る木々の間を、赤とんぼが音もなく飛び回っているのが、不思議に美しく見えます。

そういえば、今年も村の秋祭りなかったんだな。

 秋祭りながれて流星群の夜   おるか

地上はパンデミックやら戦争やら大変ですが、星はきれいですね。葉が少なくなった枝の間の星はひとしおきらめいて見えるのはなぜでしょう。