やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

春の雪

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目を覚ますと雪はやんでいました。
レースに編みこまれた花々や昔話の動物達のように、
白い線で描き出された風景はこわれものの繊細さです。。

真冬より、ややふくらんだ木々の芽に、雪はまといついて枝をしなわせています。
この時節の水気を含んで重い雪に、折れてしまう木もおおい。
美しく残酷な雪。白銀の枝の間につかのま空の青がのぞきます。
仕事場ではいつも音楽をかけていますが、こんな日は、やはり、モーツァルトですね。
ピアノ・コンチェルト23番のアダージョで不覚にも落涙。
子供の頃から聞いていた曲だけれど、今日ほど凄いと思ったことはなかった気がする。
、だれでも思うのだろうけど、『この曲は今日のこの青空のためにあるのじゃないか!」なんてまじに思ってしまう。モーツッァルトってほんとうにすごいな。