やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

初雪

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窯場の屋根にうっすらと

 初雪。見れば霰交じりの雪の色。気温が低いのね。

昨夜は、遠雷が響いていました。北陸の冬の雷。鰤起こしです。

 いよいよ本格的に冬なんだ。

冬ごもりの支度は、まだ万全ではなかったな…など考えだすとだんだん暗くなってくる。寒いのは苦手です、毎年タヒチに引っ越そうかと夢想する。
”ああ夢を見るとは いやしいぞ”  と、ランボーも書いていたっけ。

雪の好きな人も多いですよね。俳人では、橋かん【門がまえに月】石先生が、思い浮かびます。なんといっても第一句集の名前が「雪」ですものね。

 雪霏霏とどこかで母の声がする  橋かん石

 

  ちちははの墓ある山に雪来たる  橋かん石

 

とあくまで雪を懐かしんでいらっしゃる。第一句集も魅力的だけれど、個人的には最晩年の雪

人知れずもの書きためる雪の底 かん石

雪起こし何から先に焼き捨てん  かん石

 

等が好きです。