。壁に向かって深い瞑想にふけっているらしきヌマガエル。日暮のコンクリートの床は、さぞ冷たかろう。酔狂でしているともおもえない。
変温動物としては命がけでは?
エジプトの神秘とはエジプト人自身にとっての神秘であると、ヘーゲルは「美学」に書いております。たしかにヌマガエルの悟りとはヌマガエルにとっての悟りでは、ありましょう。それでも同じ生き物として、命がけのひたむきさ、には、なにがしか打たれるというか。
あ、今調べたら、カエルの中には厳寒期に恋の季節を迎える種類もあるようですね。ヌマガエルも恋のために寒さに耐えているのか。
それもすごいね。
石榴の実両断恋に死なざりき おるか