今日は夏至。空はまったくラピスラズリです。あまり素晴らしいお天気だったのでひさしぶりで山道を散歩しました。
杉木立の下は額紫陽花の花盛りでした。
道のところどころ、アブラギリの花が散っています。とても静かです。
枝の間の空は太古さながらに深く澄んで、取り付くしまのないほどの青さ。
それにくらべると紫陽花の青はやさしい。いわば傷つきやすい青。
三好達治の詩をおもいだします。
帰るべもなきいにしへの
そはつゆ草の花の色
はるかなるものみな青し(後略)
青は天使の服の色。聖母マリアのマントの色。
そのせいか地上に降りて来た青はちょっと哀しい。
色になる前の寂しさ額の花 おるか