猫お雛様方、勢ぞろい。
昨日今日と雪が降って猫さまには、お辛いかとは思いましたが、一応 戸棚からでてもらいました。
オーソドクス系の皆様。まじめ顔です。
そして
やんちゃ系の皆様
謡いながら膝崩してる。
やんちゃ過ぎだろ!それに、アイライン濃すぎじゃないですか?
春を待つ、猫雛のみなさまでした。
猫お雛様方、勢ぞろい。
昨日今日と雪が降って猫さまには、お辛いかとは思いましたが、一応 戸棚からでてもらいました。
オーソドクス系の皆様。まじめ顔です。
そして
やんちゃ系の皆様
謡いながら膝崩してる。
やんちゃ過ぎだろ!それに、アイライン濃すぎじゃないですか?
春を待つ、猫雛のみなさまでした。
晴れ間に外へ出てみたら、去年と同じところに蕗の薹。この緑、萌え出るものの色ですね。そして裏庭に
ひっそり黄連の花。まわりの大きな葉はエビネです。花の下の小さな葉が黄連のはっぱです。苦いので有名な漢方薬の健胃差剤ですね。そのまま風車のような形に種を付けます。
そして
落ち葉の中から一輪草の蕾、もう開きかけてる!
上の方にクリスマスローズの蕾も見えます。一輪草とクリスマスローズで東西キンポウゲ科入り交りの庭にしたいと思っているんです。
え、「イカリソウの古葉、かたづけては」、ですか。その通りですけど、古い葉を片付けちゃうと寒いのじゃないかしら、という気がしまして(しどろもどろ)。
上を見上げると樒の花が!
枝の間の空がステンドグラスのように青く輝いています。
一説によると、樒はしかめっ面のしかめ、べしみとか、から来ていると言います。言われてみると、確かにややいびつな形の蕾ですね。でもその、しかめっ面のほぐれて、ほのかに清香の漂う、こんなにきれいな花になる。春の女神はさすがに懐が深くていらっしゃる。
寺々に悔過はじまりぬ蕗の薹 おるか
若狭神宮司の薬師悔過は、そろそろですね。これが鵜瀬のお水送りで終わり、その水が奈良へと現れてお水取りになる。日本って不思議だな。
そして植物は何も言わないけどちゃんと春を知っている。えらいなー。
小筆を分けてもらってきました。美術館のカフェで、ついでにお茶もして。
赤絵唐子遊びのそば猪口に花芽の豆皿。春を待つ取り合わせですね。自分の作ったものではありますが、大分、以前のことなので、なんとなく新鮮。
書道用の筆がなくなったので分けてもらったのですが、筆も値上がりだそうです。
筆職人さんたちも大変のようです。前にも書きましたが、材料そのものが手に入りにくくなってしまっている現状です。日本鼬が、もういない。
毛を集めて、使える状態にして、そして使い方に応じて、中央の命毛には、固めの毛、その周りには別の特徴の毛と構成して作り上げます。
首の後ろの毛とか、腹毛とか、部位によっても毛の性質が違う。一本の筆を作り上げるまでに大変な経験のいるお仕事なんですよね。
そういう方のおかげで、私も仕事ができる。感謝しかありません。
熊野筆雪解雫に選びけり おるか
箸置きを入れる箱を探して。近所の紙器製作所をお訪ねしました。
手作り感のあるイロイロコハコさんの小箱、かわいい。
お気づきの通り、金属でとめてあります。手前のスチール・グレイの小箱は銀色の、上のは銅色。
特に、角止めという横向きに止めるやり方は、もうほとんど見られなくなった作り方なのだそうです。立てに止めてあるのは平止め、素朴な感じです。
金属があると、ごみに出しにくいじゃないか、と思われることでしょう。そこです。
使い捨てにされる箱たちを憐れんで、というか、愛おしんで、経年変化もふくめて長く使ってもらいたい、というコンセプトからつくられた箱達なんです。手前のものはフランス製の直輸入再生紙だそうです。もちろん日本製の紙もあります。
私は、紙は日本製が一番だ、と思っていましたが、再生紙などは、むしろ日本製はきれいに仕上がりすぎているかもしれません。手前の白や灰色の手触り感、素材感がある方が、面白く感じられます。
作業場も見学させていただきました。こちらは金属のない普通のタイプですね。
地震の時は、紙が散らばって大変だったそうです。
箱を開ける時って、何が入っているか、ワクワクしますね。
小さな箱も一つ一つ手作りしていらっしゃる人がいる。大切に使わせていただこうと、思いました。
立春の雨音小箱に閉じ込めて おるか